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そもそもSQLとは?
SQLとは Structured Query Language の略で、データベースから欲しいデータを抽出する手法のことです
非常に簡単な例ですが、学校のテストのデータベースから各クラスごとの平均点を抽出するというのもSQLで実施できます
データ分析やAIの活用に必要な技術ですが、非常にシンプルな記述のみで構成されるため、文系でも学習する方が多い言語です
そんなSQLをたった5つのキーワードで説明しようというのが今回の企画です
特に初心者向けのため、下記のようなコードは今回は説明しません
SELECT user_name, sum(distinct date) as purchase_fq
FROM database.sample_data
WHERE price > 3000 and member_flag = 1
GROUP BY user_nam
ORDER BY purchase_fq desc
SQLを理解する5つのキーワード
たった5つのキーワードでSQLをご説明します
複雑なSQLでも実はこの5つのキーワードで、十分なほど理解ができます
その5つのキーワードがこちら↓
SELECT・FROM・WHERE・GROUP BY・ORDER BYという5つの英語とSQLの意味を記載しています
英単語の意味とは異なる場合があるのでそこだけ注意してください
例えばSELECTは英単語でも「選ぶ・セレクトする」という意味がありますが、
WHEREは「どこ」という意味の疑問詞が一般的な意味で理解していると思います
SQLでは「条件」を意味する英単語として扱います
5つのキーワードでデータ抽出を試してみる
通常SQLはデータベースに対して処理を実施するため、慣れないと理解が難しくなります
理想は下記のイメージですが、数値や表では分かりにくい
そこで今回は「SQL」という概念を、なるべく理解しやすいように「イメージのみ」でお伝えします
実際のSQLとは少し違いますが、5つのキーワードごとに説明します
SQLの仕様上、順番が前後します
① FROM(場所を指定する)
まずは場所(データベース)を指定します
図では5つの場所から1つの場所(緑)を指定しています
② WHERE(条件を付ける)
続いて条件を設定しましょう
先ほど指定した場所(データベース)の中でも、条件を付けてエリアを絞り込んでいます
③ GROUP BY(まとめる)
絞り込んだエリアの中から、データを表す「○」を3つのグループにまとめます
④ SELECT(選び出す)
まとめた後はそれを選び出します
図では「○」をそのまま選び出しました
⑤ ORDER BY(並べる)
そして3つに分けたグループをきれいに並び替えます
SQLは実行順が決まっているため、FROMから説明を始めました
まとめ
今回は単体のデータベース(場所)から単純にデータを取り出すイメージをご紹介しました
実際は複数のデータベースを組み合わせたり、条件を複雑にかけたりすることが多くなります
次のステップではぜひコードを覚えて使ってみてください
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